午前:まず速度を落とす
リトリートデイの午前はぎっしり詰めません。自然に目覚めるまで眠り、温かい朝食をゆっくり食べ、イヤホンなしで歩いて街の音を耳で先に受け止めます。着いても部屋へ急ぎません。お茶の席にまず座り、温かいお茶を一杯ずつ飲むあいだ、コンシェルジュが一日の順番を広げて説明します。まず入浴、次にメインのケア、昼の余白、午後の軽い締めくくり。聞き終えると緊張の半分はすでに解けています。
メインのセッションは体が温まった午前の遅い時間に置きます。完全な全身ケア、温めたオイルとホットストーンと手のひらが交互に来て、腰と背中、脚が中心です。終わってもすぐ起きません。ブランケットに包まれて10分余分に横になり、水の音を聞き、香りを吸い、午前の最後のゆっくりさを最後まで味わいます。
午後:余白も計画の一部
昼食は軽く温かく、そのあとは何もしない時間です。ラウンジで本を数ページめくっても、少し昼寝をしても、窓辺にもたれて光が動くのを眺めるだけでもいいのです。リトリートデイの贅沢はプログラムが多いことではなく、誰も次の予定へ急がせないことにあります。午後の締めくくりのセッションは軽いものです。頭皮ケアと肩と首を一区間、一日の緩みをもう一層深く押し込んでいきます。
夕方に出るとき、空はまだ完全には暗くなっていません。スマホを入れると不在着信の嵐はありません。出発前に、今日は連絡がつかないと皆に伝えておいたからです。一人の一日が終わると、充電は満タンで、心は静かです。リストは長くありません。難しいのは、自分にこの一日の休みを許可することです。


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